第六十五章

ローラはスマートフォンの画面を見つめ、その信じられないほどの朗報を静かに噛み締めていた。内なる興奮を抑えながら、チャット画面に送られてきたメッセージを二本指でピンチアウトして拡大すると、その瞳は歓喜に輝いた。

二度ため息をつき、画面から視線を外す。しばらくぼんやりとしていたが、やがてこらえきれないようにクスクスと興奮した笑い声を上げ、途切れ途切れに独り言を呟いた。

「ああ、エミリー。今回はどうやってあなたを片付けようかと思っていたところだったのに、まさか自分から完璧な弱みを握らせてくれるなんてね」

しばし考えを巡らせるうちに彼女の笑みはさらに深まり、スマートフォンを握りしめて立ち上がった...

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